SSブログ

エンジンオイルの新事実 [車]

 エンジンオイルのカルシウム添加剤の濃度が高いと、

 エンジンオイルが燃焼室内に侵入し、

 過給や直噴エンジンは低速、高負荷条件、
エンジンオイルの温度が低い条件で

 不規則燃焼、つまり、プラグでなく自動点火、
ノッキングを発生しやすくなり、

 その衝撃がクランク、ピストン、ピストンとクランクとの接続のコンロッドに
金属疲労を引き起こし、

 コンロッドの破断、エンジン破損、火災の危険性が高くなることが判明した。

 その対策は、

1、エンジンオイルのカルシウム濃度を下げる事。そのようなオイルを選択する。

2、モリブデン(有機)濃度が高いほうが不規則燃焼を減らすので、
  モリブデン添加剤の濃度を上げる。

3、エンジン温度が低い場合はエンジンを回さない、エンジンオイル温度が
  低い=冷却水温度が低い場合はアイドリングでエンジンを温める。

4、ハイオク仕様のエンジンはハイオクを入れる。
  レギュラー仕様のエンジンでも、ピストン上面やエンジンヘッドにカーボンが
  ついていそうな場合は、圧縮比が上がるので、ハイオクを半分いれ
  オクタン価を高めて、ノッキングを起こさないようにする。

5、以上の対策済みエンジンオイルは、2017以降からであるので、
  製造日の新しいオイルを購入する。純正オイルを使用する。

問題は、異常燃焼が10回発生してもすぐそれで、エンジンが壊れるわけでない、

 通常のオイル温度が適正であり、低速で高負荷であれば、1時間に1回くらいの頻度の
ノッキング、室温付近の低温では、その10倍、古いオイルでカルシウム濃度が高ければ
またそれの何倍の頻度になる。

 低速時の負荷が高いとはCVT変速機を意味する。もちろん、MTもATも
条件がそろえば、低速高負荷の条件になりうる状態が存在する。

ノッキング10万回、100万回、どのくらいでエンジンンが破損するかは、
エンジン部品の強度に影響するので、一概には決められないので、
最近の高出力エンジンなどは十分気を付ける必要があると思います。

 私の感想として、ノッキングはガソリンのオクタン価の問題で、ガソリンが
異常燃焼をするものだと思っていたが、
 エンジンオイルが異常燃焼してノッキングを発生するとは、驚きである。

このことを解明した、トヨタの技術陣は大変苦労をしたと思うので、
心から感謝したい。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。